フランス食品振興会(SOPEXA)より、2009年ボージョレ・ヌーヴォー収穫情報が発表されました。
以下原文のまま引用です。
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【ボージョレーワイン委員会】
★2009年ボージョレー ヴィンテージ情報★
ぶどう畑の衛生状態は申し分なく、糖と酸のバランスに優れたぶどうのを成熟のピークで収穫2009年は‘エクセプショナル’な年に
ボージョレーワイン委員会は、8月17日付けで2009年のヴィンテージについて下記のように発表した。
今年は気候的に理想的であった。1月から4月は寒く(平均よりも1.4度低い)、5月から7月は暑く(平均よりも2.1度高い)、特に5月は1959年以来、最も高い気温を記録した。5月から7月にかけては日照時間が91時間を超え、3月から7月の平均気温は1968年以来、最も高かった(2003年を除く)。
7月も暑く(1997年以来の月平均より0.5度高い)、特に最初の20日間は気温が上がり、それに加え降水量が例年の半分以下で44mmを下回り、非常に乾燥していた。
この暑くて日照に恵まれた気候と、8月初めに10日以上続いた記録的な猛暑の影響でぶどう畑の衛生状態は申し分なく、ボージョレーのワイン生産者たちはおだやかに収穫の日を心待ちにしている。
発芽時期は平均的であったが(4月8日)、5月の暑さにより開花が早く(5月27日)、開花が全体に広まる期間も平均では10日間のところ、8日間と短かった。6月は降水量が多く、ここまでの成育のスピードがやや落ちるかと心配されたが、2008年よりも10日早い7月1日頃に結実が完了した。
果粒のヴェレゾン(色づき)は区画によるが、7月19日から26日頃と早く、今年のぶどうの成長の早さを物語るものであり、さらにヴェレゾン(色づき)は近年になく早く進行して2~3週間で終えた。
8月半ばの時点でぶどうの糖分は異例なまでに日々上昇している(平均1日あたり0.34度の上昇)。この高い糖度に対してpHは非常に低く、糖分と酸のバランスに優れていると言える。色づきも良く、最良の成熟度に達したぶどうを収穫することができるだろう。
ボージョレーでの収穫は8月27日より始まり、9月12日まで続く予定である。
収量は控えめで一株あたり平均11.8房の収穫が予想されおり、これはすばらしい品質の兆しとも言える。2009年は選果の必要すらない、すばらしいヴィンテージとなり、並外れた年と言われた2005年をも超えるであろう。
※9月2日時点の現地からの情報によると、ぶどうの成熟度は良好で、収穫は非常に順調とのこと。
****2009年のボージョレー・ヌーヴォーの解禁日は11月19日(木)です***
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さて、そもそも公式発表というのは、鵜呑みにしないほうが良い場合が多々あります。
なぜなら、あまり悪いことは言わない(言いたがらない)からです。
今年は確かに久しぶりのビンテージイヤーになりそうですが、上記のように、あの例外的・あるいは史上最高とまで言われた2005年を上回る。というのはいかがなものか?と思ってしまうのです。
確かに、現地の天気をチェックしていると、相当良いのは分かりますが、2005年のときのようなカンペキさには届かないような気がします。(あくまで個人的な見解です。)
ボージョレ・ヌーヴォーはすでに収穫が始まっているので、これでほぼ決まりでしょうが、今後より高級ワインの収穫は、さらに1ヶ月ほど天候の状況を注意しなければなりません。
このところ、あまり良いニュースのないワイン業界ですから、今年が久々のビンテージイヤーになってくれるのは、私としても、とてもうれしい限りです。
ただし、そう願うあまり、事実と異なった情報が先走らないようにして頂きたいものです。
「2005年と同じくらい」ならまだしも、もしも史上最高の2005を上回るようなことがあれば、それは本当に素晴らしいことなので歓迎ですが、果たして、2005年からたった4年で、史上最高の出来が更新されるというのも、出来すぎではないか?と眉唾を付けたくなるのです。
すでに収穫が始まっているボージョレ・ヌーヴォーに関しては、今年は偉大な年になったといっても良いでしょう。その他の産地、特にブルゴーニュでも、2005年以来、最高の偉大な年になりそうなのは間違いありません。だから大いに期待しても良いと思います。
でも、こういう年は得てして情報が先走る場合が多々あります(あった)。
最も心配なのは、「あの2005年を上回る出来」ということで、ワインの価格が大幅に上がってしまわないか?という点です。
私が言いたいのは、「一方的に発信される情報を、そのまま鵜呑みにすることは避けたほうが良く、実際に市場にリリースされた時に、バカ高いワインのセールストークに惑わされないように、今からこのことをしっかり頭においておいていただきたい?」ということです。
少なくとも、このブログを読んでいただいているあなたには、そのようなことがないよう、冷静に判断する一つの情報として活用頂ければ幸いです。
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